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ムンバイ三田店 オクラとタラのカレー

三田店リニューアル!内装とメニューの魅力を大解剖

ナマステ!ムンバイオフィスのミイです。
もう2月~~早い!2月といえばバレンタインですよね!現在、四谷店1F・Mumbai + The India Tea Houseみなとみらい店で、バレンタイン限定ミタイ「チョコレートバルフィ(Chocolate Barfi)」をご提供中です!

チョコレートバルフィ

ティーハウスではアフタヌーンティーセットにもお選びいただけます!販売期間など店舗により異なりますので、詳細は店舗ページをご確認くださいね。

さて本日2/3、三田店が「インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food」としてリニューアル!内装とディナーメニューが新しくなりました。

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food

新しくなったブルーグリーンの壁には、インドのアート「ランゴーリ(Rangoli)」が描かれています。

ランゴーリは着色した米粉、ドライフラワー、色砂、花びらなどを使って地面や床に模様を描く、インド亜大陸発祥のアートです。

一家のお母さんが毎朝家の入口に描くものですが、ディワリ、ティハール、南インドのオーナムやポンガルなど、ヒンドゥー教のお祭りの際にはカラフルで大きなものが描かれます。

Mithai

このお花の形、インドっぽいモチーフを探すと必ず出てくるなあと思っていたのですが、ランゴーリというんですね。ムンバイでもよく使っているこのミタイの写真も、ランゴーリをイメージしているようです。

ランゴーリ Rangoli

このランゴーリはディワリ用に描かれたものだからか、特にすごい!

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food

大きな壁だけじゃなく、窓の上などいろんなところに絵が描かれているので、ぜひお店の中をぐるりと見渡してみていただきたいです!

そしてディナーメニューは、ラインナップもデザインも一新。大きな特徴としては、三田店スタッフの故郷コルカタ(西ベンガル州)の魚料理が登場したこと!おつまみにもぴったりのワカサギ料理や、オクラとタラのカレーなど。

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food
ムンバイ三田店ディナーメニュー

新しく登場したフェンネルチキンカレーはオフィススタッフMさんのイチ押し!こういう他の店舗にはないメニューたちは、特にお試しいただきたいな~!

また、三田店のディナーカレーはお好きなナンまたはライス付なんです。どのカレーにどのナン・ライスが合うのか?お気に入りの組み合わせを見つけるのも楽しそう◎ メニューにはおすすめの組み合わせも書いてあるので、迷ったときは参考にしてくださいね。

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food
カレーは全15種類。ナン8種類、ライス3種類からお好きな組み合わせを見つけましょう

というわけで、今回のリニューアルについて社長と、アートワークを手掛けてくれたあの方にインタビューしました!


ミイ
ミイ

今回の三田店のリニューアルについて教えてください!

社長

社長

インドは広いからたくさんの州があって、地域それぞれにスペシャルな、その地域にしかない料理があるので、少しずつでもそういう料理を紹介できればなと。
最初は三田店から、そういうことができればと思ったの。

壁にあるアートも、ランゴーリっていう地域の、皆をウェルカムするときに家の前に女性たちが米の粉を使って描くんです。

ランゴーリ Rangoli
社長

人を歓迎するという意味を込めて、壁にランゴーリを描くことにしました。

あとインドのトラック(メニューの表紙に登場しています)は派手にペイントしてあるんですね。運転手さんはインドじゅう回っていろんなところに止まって、市場にあるようなお店で食べたり。だからそういうところにあるシンプルな料理を紹介していければなって思ってます。

ミイ

三田のメニューもそういうのをピックアップしたんですよね。

社長

そう。ベンガル出身のシェフがいるので、第1弾として彼の故郷のお魚料理を出すことにしました。

ミイ

試食しましたが、美味しかったです!ムンバイはお店ごとに内装が違うと思うんですけど、そのへんのこだわりも教えてください。

インド料理ムンバイ 内装
ムンバイグループ レストラン店舗の内装
社長

同じのをつくっても面白くないし、お客様もそれぞれのお店の雰囲気を楽しんでいただけるしね。絵やデザインのアイデア持ってる人がたくさんいるので、それを活かせたらと思うし。

何よりもお客様がせっかくお店に来てくださるので、美味しい料理と雰囲気も味わってもらえればなって。

ミイ

そうですよね。先日いろんなお店の内装写真を見ていて、改めて、どのお店も違って面白いなって思いました。ムンバイってチェーン店って言われがちなんですけど、メニューも違うし内装も違うし。

社長

そうなのよね。名前こそムンバイなんだけど、それぞれのコンセプトだったり想いがあるし、料理もシェフがその場で作っているので、個性が出るよね。いわゆるチェーン店ではないですね。だからムンバイ三田店、ムンバイ丸の内店、ていう感じでそれぞれ違うのよね。

ミイ

うんうん。だから普段は九段店にいらしてるという方にも、三田店なり四谷店なり、他のお店をご利用してみていただきたいですし。そして三田店では、第2弾、第3弾…といろんな料理をご紹介したいですよね。

社長

もちろんそうですね!

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food
壁は時間帯や場所によって違う色に見えます

内装も料理も楽しんでほしいという社長の言葉には納得。三田店は内装がすごく素敵になったし、メニューも美味しいんですよ。今度三田店で食事会したいよねってオフィススタッフでも話しているところ。みなさまにもぜひご利用いただきたいです!

そして、今回この素敵な内装やメニューデザインを手掛けてくれたのは、町屋店リニューアルと同じく 「 汗と涙と煩悩のチベット・ネパール・インド絵日記 」の著者で絵描きの安樂瑛子さん 。

インドを訪れたこともある彼女に、今回のリニューアルについて直撃~~!

ミイ

もろもろの作業お疲れさまでした。まず、今回のリニューアルはどういうイメージで、と依頼があったんでしょうか?

Aさん

安樂さん

ランゴーリっていうのは最初に言われて。

ミイ

 

ランゴーリのことは元々知ってたんですか?

Aさん

 

知ってましたね。雑誌で見たり、現地で話を聞いたりして。現地のお母さんたちが玄関の入り口の外に、朝掃除して水で流してから描くものだっていう。あれか、と思って。

ランゴーリ Rangoli
Aさん

ランゴーリは模様が放射状というかお花みたいな形だから、きれいに見えないとダメというか。あと同じ模様が連続して帯状になってるとかで、絵の下描きを測りながらやって、色がのらないから何回も塗り…。色の数も多かったし、時間もなく…(笑)

町屋よりはるかに大変でしたね。町屋はフリーハンドで描けたんですよ。

ミイ

そうですよね。町屋は下描きせず描いてましたもんね…。

あと今回はイラストが描かれたランチョンペーパーができて、しかも持って帰れるっていうもので。あのアイデアはどこから来たんですか?

Aさん

ランチョンペーパーに載ってるのは壁にも描いてあるランゴーリと、メヘンディ(Mehndi)とトラックアートなんですけど、そもそもドリンクメニューとディナーメニューの中でインドのローカルアートを紹介しようかなと思いついて。その説明書きを、英語と日本語でじっくり読めるようにしたいなと思ったんです。

ミイ

なるほど。メニューの中だとスペースも限られますもんね。

Aさん

英語はメニューにも書いてあるんですけど、ランチョンペーパーなら待ってる間に読めるし、持って帰れるし。

ムンバイ三田店 ランチョンペーパー
ミイ

うんうん。いいアイデアですね!メニューブックにもイラストが入りつつ、他のムンバイとは違うデザインになったなあと思います。

Aさん

そうですね。せっかく壁も塗るように頼んでもらって、他のお店と同じじゃなくていいよってメッセージだと勝手に受け取り、好きにインドを表現していいって言われてるわと都合よく解釈して(笑)好き放題に提案して、やらせてもらいました。

ミイ

あはは(笑)いいと思います。安樂さんはプロフィールにチベット美術が好きだと書いてあるんですけど、インドのアートにも興味あったんですか?

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food
Aさん

そうですね。三田に飾ってある、インドの昔のムガル絵画っていうのかな。ペルシャ起源で、ヒンドゥー教の要素を入れて出来上がってる肖像画とか王様とか、宮廷とかの人の生活風景を描いたのは知っていて。

でもそれよりも、インドでは一般の人とか町の職人が描いたトラックの絵とか、メヘンディも一般人が描くし、ランゴーリも普通の人が描くし。旅行してるとそういう一般の人が描くローカルなアートのほうが見る機会が多かったし、面白いですね。なかなか一般人がこんなに絵を描く国ってなさそうだなと思って。

ミイ

確かに!日本ってスマホがあるから写真はみんな撮るけど、絵ってなると描ける人しか描けないみたいな、難しいイメージがあるというか。

Aさん

そうですね、インドは家の壁に絵描いたりするので(笑)すごい伸び伸びと家の人が描いたりするので、そういうところが好きですね。

ミイ

じゃあインドに行ったときに見て印象に残ってるアートって、そういうものが多いですか?

Aさん

そうですね。生活の中に、高尚でない絵がいっぱいあって。日本だとグラフィティあっても落書きみたいに思われるけど、インドだと風景の一部ですよ。

インドのアート
安樂瑛子さん撮影 インドの街中で見かけたアート
ミイ

ふむふむ。では今後またムンバイでこういう機会があったら、活かしていきたいものはありますか?

Aさん

せっかくいろんなエリアから、ムンバイグループにインド人たちが集まってるじゃないですか。インドは広いから各地で文化も違うし、食文化も人種も違うし、いろんな移民もいるし。

私は旅行が好きで海外の文化を知るのが好きなので、インド各地の文化を紹介できたら面白いなと思います。食べ物ひとつに関してもカレーとナンだけじゃなくていろいろあるし、それに付随した文化がいろいろあるので。

食事しながらそういうのを知れるような空間になったら面白いなって。

ミイ

そうですね!ぜひまたお願いしたいです。ありがとうございました。

安樂瑛子「汗と涙と煩悩のチベット・ネパール・インド絵日記」

安樂さんの言う通り、おいしい料理はもちろん、インドの文化も知ることができるお店作りができたら素敵だな~!

安樂さんの本 「 汗と涙と煩悩のチベット・ネパール・インド絵日記 」 もぜひ読んでみてくださいね!三田店や町屋店では間近で絵が楽しめますし、インスタグラムでも作品など見られるのであわせてどうぞ。
安樂瑛子さんInstagram

インド料理ムンバイ三田店 + Indian Local Food
三田店の店舗情報はこちら

朝夕の寒暖差が激しかったりまだまだ寒い日が続きますが、どうぞご自愛ください。ムンバイでインド料理食べてスパイス摂取して元気に春を待ちましょうね*

では、また次回!
【次回は2月17日(月)に「今月の一枚」更新予定です】

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