『ロボット2.0』コラボ記念!おすすめインド映画を教えて
ナマステ!ムンバイオフィスのミイです。2019年も残り2ヶ月ですね~!早い!寒暖差が激しいですが体調崩されてないですか?
さて、先月末にオフィススタッフが「無印良品 銀座店の印度祭」でスパイスセミナーを行いました!チャイの飲み比べやミタイのご試食など、スパイスをより身近に感じていただける1時間になったのではないかと思います。
10月18日(金)~10月27日(日)に無印良品銀座店で開催されている「印度祭」企画にて、無印銀座に近いお店のひとつとしてインド料理ムンバイ銀座店をご紹介いただきました。ムンバイ銀座店は、無印良品銀座店から徒歩5分。お買い物を楽しんだ後にお立ち寄りいただきやすい立地となっています。 銀座店紹介...
セミナー後は各フロアで「印度祭」を楽しんだのですが、レトルトカレーの種類の豊富さに驚きました。バターチキンなどがあるのは知っていたのですが、こんなにいろいろあるんだ!と。ディスプレイもすごく素敵だったんですよ。無印良品 銀座店はムンバイ銀座店から徒歩5分ほどと近いですし、コラボ(?)できてうれしかったです。
コラボといえば、10/25より公開中のインド映画『ロボット2.0』タイアップメニューを九段店と四谷店でご提供中です。主演を務めるラジニカーントがベジタリアンということで、全11品の菜食定食をご用意。映画半券サービスも実施中です。
10/25(金)に公開されるインド映画「ロボット2.0」とのタイアップメニューが九段店&四谷店で登場!主演を務めるスーパースター、ラジニカーントのパワーフードである菜食定食をお楽しみいただけます。また、映画の半券をご持参いただくとプレゼントがございます!「ロボット2.0」鑑賞後はぜひムンバイへお越し...
さて絶賛公開中の『ロボット2.0』ですが、私たちは公開前に試写会に行かせていただきました!どんな映画か簡単にご紹介しますと…
ある日、突然、インドの街からすべてのスマートフォンが消えた。そして携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという殺人事件が次々に発生。バシー博士(ラジニカーント)は助手のニラー(エイミー・ジャクソン)とスマホの行方を追ううちに、無数のスマホが合体し巨大な怪鳥に変身していることが判明。やがてその巨大怪鳥は人類を襲いだし、軍隊でも抑えきることのできないモンスターと化す。バシー博士は、かつて封印された、あの伝説のロボット「チッティ」を復活させ、人類を守ることを思い立つ。しかしそれはインド中を巻き込んだ、壮大なバトルの幕開けとなった!
https://robot2-0.com/
私は元々映画をあまり観ないタイプで、実はインド映画はこの『ロボット2.0』が初めて。日本でヒットした、ラジニカーント主演『ムトゥ 踊るマハラジャ』ですら観たことがないという…(当時話題になっていたのは存じております)。
なので約150分という長さにも驚きでしたし、スマホに殺されるという発想、ストーリーに圧倒されっぱなしでした。前作『ロボット』もありますので、お時間ある方はそちらを先にご覧いただくとよりわかりやすいと思います!
実はムンバイは、前作 『ロボット』 のときもタイアップメニューをご提供しています。他にも数々の映画とコラボしていますので、そのメニューを一部ご紹介します!
私は本当に映画をあまり観ない人間なのでどの映画も観たことがないのですが(汗)、ムンバイを通していろんな作品を知り、俄然興味が沸いてきました。このタイアップメニューも食べてみたかった~!
というわけで!インド映画『ロボット2.0』コラボ記念、オフィススタッフでインド映画についての座談会を開催しました!先輩たちにおすすめの作品などを聞いていきたいと思います!
今日はインド映画について、いろいろ教えてください!私は『ロボット2.0』が初めて観たインド映画で、先週末にAさんに借りた『pk』も観て、今この2作しか見たことがない状態です。
まずその感想聞きたいな。
いや、面白かったです。ただ日本だと恋愛もの、サスペンス、とか内容がわかりやすいと思うんですけど、『ロボット2.0』で言うとサスペンス(?)なのか、社会問題を訴えたいのか、と思っていたらラブストーリーあり、歌にダンスあり…ととにかく盛りだくさんだなという印象。『pk』は最後すごくいい話で、面白かったです。
多分他も同じだと思う。盛りだくさんていうインド映画の特徴を、2作でとらえたのは素晴らしい(笑)
(笑)他に何か、インド映画の特徴ってありますか?表現というか。
恋をする瞬間は風が吹くとか。それが合図なのかなって思うよね(笑)
それはあるかもね。あとセクシーシーンは水に濡れる、とか。脱げない代わりに服をピタっとさせるというか。
へぇー!
あと有名な俳優さんがずっと活躍してますよね。昔有名だった、じゃなくて、今も第一線で活躍中っていう。
ラジニだってそうだしね。
俳優が歳をとっても、歳を取った役をやらない感じ。
主役を張り続ける。相手の女優は若くなるけどね。ラジニカーントも、娘役だった女優と恋人役やったりとか。娘って、本当に6~7歳だった子が大人になってっていう。
へ~!それはすごいですね。ちなみに、北と南で違いはあるんでしょうか?
う~ん。ダンスとかも違うし。南のほうが、足が忙しいダンスっていうか(笑)
一同 爆笑
女の子も女の子っぽくないっていうか、がっつり踊ってるって感じで。
セクシーを強調してない感じじゃないですか?みんなで元気に踊る感じ。
うんうん。あとインドは北が政治の中心だから、北の映画は内容がちょっと難しい感じで、南は娯楽っぽい、大衆的な映画が多いかなあ。関東と関西のお笑いの違いみたいな感じというか。すごくざっくりした表現だけど(笑)
ふむふむ。もっと作品を観ていけば傾向がわかってくるかもしれないですね。ボリウッドについても教えていただけますか?
ボリウッドはもともと、ムンバイの地域で作られてた映画だけがボリウッド。言葉だとヒンディー語、北インドの映画のこと。他にトリウッド(テルグ語の映画)とコリウッド(タミル語の映画)もあります。こっちは南インド。
私がインド映画を観始めた頃は、日本語で出てる作品が全然なくて。ブログであらすじを書いてくれてる人たちがいて、そういうのを読んで観たそうな映画を探して観てたかな。感想も書いてあるから「ネタばれ注意」とかも書いてあるんだけど。
へぇー!
私が観始めたのは10年くらい前だから。英語もわかんないし(笑)観てればなんとなくわかるけど、こういうセリフを言ってたんだっていうのは、その人たちのブログを読んで探りながら観てたかな。好きなダンスシーンを探して観たりもして。
Tさんがインド映画を観始めたきっかけは何だったんですか?
インドに初めて行ったときに、一緒に行った人に連れて行ってもらって初めてインド映画を観たの。ディワリ前だったのかな?これ(『恋する輪廻』)がもうすぐ上映されるってときだったんだけど、私は観ずに先に帰ってきて。
現地では他の映画を観て、これは予告だけ観たんだよね。すごく観たかったから、一緒に行った人が日本に戻ってくるときにDVD買ってきてもらったの。これのダンスやりたいと思って習い始めたりもしました。
向こうってすぐDVD出るんだ?日本ってDVD出るまでに上映から時間かかるじゃないですか。
多分コピー。もちろんインドでも捕まるけどね。でもそれをかいくぐってでもやる価値あるのかな?っていう(笑)
全然関係ないお店のドアマンやってるおじさんが、足元で売ったりしてません?コピーのDVD。
あはは(笑)ちゃんと買ったつもりでもコピーだったりするしね。
へぇー!
映画は観たことなくても、ダンスシーンは観たことある作品もありますよね。YouTubeでダンスシーンだけ抜粋されてて、とか。
あぁー、ありますね。ちなみにみなさんは、インド映画は字幕で観ますか?それとも吹替ですか?
字幕っすね。
私『pk』を吹替で観ちゃったなあと思って。何語喋ってたのかな?と思ったりして、ちょっと後悔してます。
もう1回観ればいいよ!(笑)ヒンディー語の勉強にもなるし。このフレーズ知ってる、とか。
私はインド研修の帰りのAIR INDIAで3本観たんですけど、もちろん日本語字幕はない、字幕が英語で喋りがヒンディー語っていう。でもだいたいわかっちゃいました。まず感情表現がわかりやすいのと、会話レベルのヒンディー語だったら、普段の延長でわかることもあるし、英語の字幕があれば、こういうことなんだなってわかるんだよね。
確かに言葉の勉強にはぴったりですね。次はそうします!
私がTさんと1回『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』を観に行った時がマサラ上映で、いつかムンバイでもそれをやりたいなって思ってます。自由に食べたり飲んだり、楽しいシーンは騒いだりとか。
題材によると思うんですけど、ずっと1人で観て無言で向き合うっていうよりも、「この衣装可愛いね」とか、そういう思ったことを周りと共有しながら観てもいいんじゃないかなって。
インド映画はそういう観方が面白そうですね。
しんみりするような作品は1人で観てもいいと思うけど。
インドの映画館自体がそういう感じだよね。騒いだらダメ、じゃないっていうか。
そうですね。騒いでなくてもざわざわしてます。
そして寒い。
クーラーがガンガンきいてる、寒いのが贅沢なんだよね。
へぇー!インドでは映画が人気なんでしたっけ?
そうね。インドは娯楽が少ないからって10年前は言われてたけど。でもムンバイのインド人スタッフもみんな映画は好きだよね。
ふむふむ。Aさんは現地で観たときはどうでしたか?
『バージラオ マスターニ(BAJIRAO MASTANI)』っていうのを見まして。『パドマーワト(Padmaavat)』の前作みたいなやつなんですけど。まず入るときにセキュリティが厳しくて、食べ物とか飲み物とかカメラも持って入ったらダメでした。
じゃあ食べ物が売ってるのかなと思ったらドンタコスみたいな、バリバリ音が出るようなやつが売ってて。始まったら始まったで、みんな電話来たら出るしお菓子食べるし、子ども立つし。うるさくないけど、みんな好きにしてるって感じでしたね。
郊外?
デリーの割と大きいところです。途中で休憩があるんで、みんなトイレに殺到して。私はその日あまり時間がなくて、そこで出ちゃったんですけど。インド映画って長いから、観るのに体力いるし。
確かに家でDVDで観るとかなら、途中で止めてトイレ行ったり何か飲んだりとかできますけどね。
ではインド映画初心者である私に、みなさんのおすすめの作品を教えてください!
これですね、『恋する輪廻』。輪廻転生しちゃうとこがインドっぽいんじゃないかなっていうのと、ダンスシーン盛りだくさんだし、可愛いし。衣装も好きだから。お話も面白いんじゃないかなと思います。
私は、ここにないですけど『きっとうまくいく』ですね。あれはインド映画とか関係なく、映画の全ジャンルの中でもすごくいい作品。日本でもヒットして、TSUTAYA大賞をとったりしてます。すごく良いです。
男女関係なく楽しめる感じだよね。
うん。最後、ああ、よかったって思える。
私はそのデリーで観た『バージラオ マスターニ』とか『パドマーワト』を撮ってる監督の映画が、画面がきれいですごく好きなんです。バンサーリー監督っていう人なんですけど、予算をすごい使って衣装とかセットとか全部、画面を常に美しく撮っていて。それをこの前大画面で観たら、やっぱりすごくて。
ダンスシーンとかすごくきれいでしたね。この女優さん(パドマーワトの主演:ディーピカー・パードゥコーン)をよく使うんですよ。ダンスもうまいし、きれいだし。インドのゴージャスなダンスシーン。ただ盛り上げるだけじゃなくて、しっとりしたのもあるし、楽しいのもあるし、バリエーション豊かなダンスシーンがあります。
俺は『バーフバリ』ですね。壮大なアクション。意外と頭を使って観るなって感じなんですよ。ここの人間関係はこうなってるんだ、とか。あと頭使った上での攻撃がそれなんだ、みたいな(笑)
あはは(笑)
突っ込みどころがある面白さです。あとインド映画とは違うけど『スラムドッグ$ミリオネア』とか入りやすいんじゃないですか?
インドのことは知れるよね。暗い、重いけどね。
他にもそういう、インド映画じゃないけどインドが舞台だったりするおすすめの映画ありますか?
『スラムドッグ$ミリオネア』の俳優さん(デーヴ・パテール)が主演の『LION』ていうのもおすすめです。昔お兄ちゃんと出かけたときに迷子になっちゃって、すごく遠くまで行く列車にこの子だけが乗って家族と離れ離れになってしまって。違う国の裕福な家庭に入れたからすごくいい生活をして大学も行けて、そこでGoogleのいろんな情報で自分の家を探すっていう。けっこう感動的でした。
その俳優さんは今やってる『ホテル・ムンバイ』って映画にも出てますよ。まだ観てないけど。
評判いいみたいですよね。Twitterで「ムンバイ」って検索するとこの映画の感想がたくさんヒットするので、気になってます。
最近インド映画を日本でもよくやるようになったよね。昔はすごく小さなところでしかやってなかったけど、『ロボット2.0』もピカデリーだし。
買いやすくなったのかな。インド映画は尺が長くてテレビで放送できないから、昔は買う人がつかなかったんだって。
なるほどそういう事情(笑)今はたくさんのインド映画がDVD出てますし、まずはみなさんのおすすめと有名どころから、少しずつインド映画を観て勉強します!
かなりゆるめの座談会ではありましたが、やっぱり先輩たちはインド映画観てるなー!っていうのと、いろいろ観てみたいなー!っていう気持ちがますます大きくなりました。 Tさんから『恋する輪廻』を借りたので早く観たい!
まだ2作品しか観ていない状態ですが、私なりのインド映画の楽しみ方が既に1つありまして、それはインドの風景を見ることと“知っている何か”を見つけること。
私はインドに行ったことがないので、こんな感じなんだー!と思いながら街並みや食べ物、ファッションなんかを観ています。なんかすごくワクワクするんですよね。インド映画に限らずかもしれませんが… 改めて、知らない土地のことを知ることができるのも映画の良さだなと思っています。
あと“知っている何か”っていうのは、例えばミタイが出てきた!とか、ガネーシャだ!とか。字幕で観たら、それこそ聞いたことのあるヒンディー語が出てきてより面白く、身近に感じられるかもしれません。
『ロボット2.0』以外にも、インド映画・インドが舞台の映画がたくさん日本公開されている2019年。「秋の夜長にインド映画」するのもいいかもしれません。インド映画を観た帰りは、ぜひムンバイでインド料理やインドスイーツをお楽しみくださいね。テイクアウトしたムンバイの料理を食べながら自宅でDVD、もアリですよ!(笑)
それでは、また来月!
【次回は12月2日(月)更新予定です】