香りもごちそう!インドの炊き込みご飯【ビリヤニ】
ナマステ!ムンバイオフィスのミイです。
チョット涼しくなったと思っていたのに、今日は残暑が厳しい~!みなさま夏バテしていませんか?スタミナ回復にはスパイスがおすすめですよ~!
さて、この夏流行するエスニック料理No.1が【ビリヤニ】らしいということは前回少し触れましたよね。
ナマステ!ムンバイオフィスのミイです。 長かった梅雨がようやく明けたと思ったら、毎日暑いですね~!暑すぎる!体調崩したりしていないですか?暑すぎて食欲が落ちている方もいるかもしれませんが… この夏流行るエスニック料理No.1は「ビリヤニ」なんだとか。ビリヤニはムンバイでもご提供...
実際にムンバイでも大変ご好評をいただいています!遅ればせながら今回はそのビリヤニについてご紹介したいと思います!
そもそもビリヤニ(Biryani)って何?という方も多いと思います。
ビリヤニはインドの炊き込みご飯で、松茸ご飯、パエリアと並ぶ世界三大炊き込みご飯のひとつ。香り豊かなインドの高級米“バスマティライス”とスパイスを一緒に炊き上げたものです。
日本でも提供しているインド料理店が少なくない様子。カレー好きの方がSNSなどに投稿しているのをよく見かけます。私は入社後にムンバイのビリヤニを食べてとても好きになり、ほぼ週1のペースでランチに食べているんですよ。
そんなわけで私の中ではビリヤニが割と身近な存在となりつつあるのですが、インドの方々にとってビリヤニはどんなものなのでしょう?社長に聞いてみました!
ムンバイでは、メニューPOPなどでビリヤニのことを「ごちそう炊き込みご飯」と紹介していたりしますが、インドの方々にとってはどういう存在なのでしょうか?ごちそうの位置づけなのか、それとも普段からよく食べるものなのかと思いまして。
ビリヤニはごちそうで、特別な食べものです。うちのシェフから聞いた話なんだけど、結婚式のときに大きな鍋でビリヤニを炊いて。ふたを開けたときの香りが村中に広がると、「ああ今日結婚式があるんだ」って、香りでお祝い事があるってわかるんだって。
やっぱりビリヤニはふたを開けたときの香りが命。炊き込みご飯というと一見簡単そうに思えるかもしれないけど、なかなか行程が難しくて、調合だったり材料を入れる順番だったり、愛情と丁寧さが求められるんです。
家で作ろうと思っても毎日は作れないものなので、作るとしたらお祝い事のときになりますね。ビリヤニって言うと、みんなワクワクするような存在なの。
じゃあ、ムンバイのお店みたいに、ランチで気軽に食べられるようなものじゃないんですね。
そうね、とても贅沢だし幸せなことです(笑)しかも炊きたてのビリヤニだから。
そうですよねえ。
もちろんインドでもビリヤニ専門店はあります。屋台というか、もう何百年もやってますみたいなお店もあるし。あと地域によって違いますね、ハイデラバードとか、ベンガルとか。スパイスだったり材料が違ったりするから。
ふむふむ。一言でビリヤニといっても、深いんですね。ちなみにムンバイで出しているビリヤニはどういうものなんですかね?
ハイデラバード風かな。
なるほど。ごはんの色が黄色の部分と白い部分と、ムラになっていますけど、それが普通なんですよね?
はい。レイヤーにしていく、作り方によるムラです。
調べたところによると茹でたバスマティライスと、スパイスとかソースを入れて…?
レイヤーにして、蒸らす。それをダムっていうんだけど。ダムは蒸らすという意味です。ふたをしてから、蒸気が逃げないようにナンの焼く前の生地で隙間をふさいだんですよ。そうやって作ったのをダムビリヤニといいます。
へぇー!
ダムビリヤニはひとつのスペシャルなものです。
そうなんですね。以前、ホールスパイスがいっぱい入っている=おもてなししたいって意味だと聞いたことがあるんですけど、そうなんでしょうか?
そうですね、ホールスパイスは高級なものでもあるので。シナモン、クローブとか、決して安いものじゃないんです。それを使うっていうのは、おもてなしの気持ちですね。
ふむふむ。そんなビリヤニが気軽に食べられることに、もっと感謝しなきゃいけないですね(笑)。ありがとうございました!
炊き込みご飯と言いつつ、茹でたお米とスパイスなどを蒸らして作るんですね。いつか、実際に作っているところを見てみたいな~!
さて、社長のインタビューにもあったように、さてビリヤニといえばその香りが魅力です!
香りも味わっていただくべく、ムンバイではふた付のポットでご提供しているのですが(こだわりです!)ふたを開けるとふわっとスパイスのいい香りがして、ものすごく食欲をそそられるんです。ランチ時に誰かがオフィスでビリヤニを食べ始めると、絶対にビリヤニ食べたくなるほど魅惑の香り(笑)
ゴーゴームンバイ川口前川店でも数量限定で提供していたのですが(※現在はお休み中です)、ポットの代わりにインドの弁当箱【ダッパー】に入れることで香りを閉じ込めています。なのでぜひ、香りも味わっていただきたいです!
ちなみに私は、香りをずっと楽しみたいのでビリヤニを出してはふたを閉め、出してはふたを閉め…というのを繰り返しています(笑)。
※一部店舗ではふた付でのご提供ではない場合がごさいますが、あしからず。
そしてビリヤニといえば!欠かせないのが【ライタ(Raita)】だと個人的には思っています。ライタとは、スパイスと野菜のヨーグルトサラダ。
ビリヤニにかけて食べるものなのですが、ごはんにヨーグルト!?とその組み合わせに驚く方も少なくないはず。
私も入社して九段店で初めてビリヤニを食べたときは、ものすごーーーく抵抗がありました。言い方が悪いですが、信じられない組み合わせというか…(汗)カルチャーショックすぎて、内心食べたくないと思いながら恐る恐る食べた記憶があります(ごめんなさい)。
でも!今はライタをかけないビリヤニなんて考えられないくらい、絶対にあってほしいもの。食べるうちにクセになってきたんですね~。おそらくビリヤニ好きの方のほとんどがそうなんじゃないかな?この組み合わせ、本当に美味しいんですよ!考えた人、天才だなあと思います。世界は広い。
なのでこれから初めて食べるという方にも、恐れずにライタに挑戦していただきたいなと思います!最初は少しずつかけて食べてみてください!
では、ビリヤニのおいしい食べ方を簡単にご紹介します。
- まずはビリヤニをそのまま
- ライタ(ヨーグルト)をかけて
- お好きなカレーをかけて混ぜながら
- あとはお好きな食べ方で!
ムンバイではお皿がついてくるので、ビリヤニをポットからお皿に移し、そこでライタやカレーをかけたりしてください。パラっとしているビリヤニに、カレーやライタがよく合います◎
具のチキンなどがゴロっと大きいときは、スプーンとフォークを使ってほぐすと食べやすいですよ。
もしホールスパイスが入っていたらよけて食べてくださいね。知らずに食べちゃうと…(経験済)
そして、自分のビリヤニにホールスパイスが入ってこなかったからといって、おもてなしの気持ちがないわけじゃないのであしからず(笑)作るときにはたっぷりホールスパイスを使っておりますよ!ポットによそうときに偏りがあるだけですので。
さて、そろそろムンバイでビリヤニを食べてみたくなってきましたか~?
ランチではチキンビリヤニにライタ、カレー1種、サラダ付のお得なセットでご提供!九段店のみランチ限定でラムビリヤニが登場しています。骨付きラムなので若干食べにくいいかもしれませんが、レッツトライ!
ディナーは、多いところでチキンビリヤニ、マトンビリヤニ、ベジタブルビリヤニの3種類をご用意しています。お好みでカレーやグリルなどと合わせてお召し上がりください。
【ランチ ビリヤニご提供店舗】九段店、丸の内店、四谷店、銀座店、お台場店
【ディナー ビリヤニご提供店舗】九段店、丸の内店、四谷店、銀座店、お台場店、三田店
みなとみらい店など、店舗によっては期間限定メニューで登場することもあるのでSNSなどもチェックしてください!
※価格など詳細は店舗にてご確認ください。
※人気メニューのため、時間帯によっては売切れの場合がありますのでご了承ください。
※提供メニューは予告なく変更または終了する場合がございます。予めご了承ください。
最後にお知らせです!
9/28(土)&29(日)に代々木公園で開催される日本最大級のインドフェスティバル「ナマステ・インディア」にて、ビリヤニ3種類(チキン、マトン、ベジタブル)の食べ比べができちゃいます!
お店だとビリヤニを3つ注文なんてなかなかできないですから(おなかいっぱいになっちゃう)、いろんな種類を食べてみたい方にはおすすめです♪ 昨年も大盛況だったとのこと!要チェックですよ~!
そしてビリヤニ以外には、インドスイーツ【ミタイ】も買えちゃいます!ガラムガラムジャレビ―オールガラムガラムチャイもあるかも…!?
ナマステ!ムンバイオフィスのミイです。今回はインドの伝統スイーツ【ミタイ(Mithai)】についてご紹介したいと思います。 みなさんは【ミタイ】をご存知でしょうか?世界一甘いスイーツといわれる「グラブジャムン」くらいは聞いたことがあるかもしれません。(インド初心者の私はもちろん入社...
みなさまに美味しいインド料理を楽しんでいただけるよう計画中ですので、お腹を空かせて、ぜひムンバイブースに遊びに来てくださいね!お待ちしております!私もとっても楽しみです!!
では、また来月!
【次回は10月7日(月)更新予定です】