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ムンバイ インド映画座談会

『ロボット2.0』コラボ記念!おすすめインド映画を教えて

ナマステ!ムンバイオフィスのミイです。2019年も残り2ヶ月ですね~!早い!寒暖差が激しいですが体調崩されてないですか?

無印良品銀座店の「印度祭」スパイスセミナー

さて、先月末にオフィススタッフが「無印良品 銀座店の印度祭」でスパイスセミナーを行いました!チャイの飲み比べやミタイのご試食など、スパイスをより身近に感じていただける1時間になったのではないかと思います。

セミナー後は各フロアで「印度祭」を楽しんだのですが、レトルトカレーの種類の豊富さに驚きました。バターチキンなどがあるのは知っていたのですが、こんなにいろいろあるんだ!と。ディスプレイもすごく素敵だったんですよ。無印良品 銀座店はムンバイ銀座店から徒歩5分ほどと近いですし、コラボ(?)できてうれしかったです。

コラボといえば、10/25より公開中のインド映画『ロボット2.0』タイアップメニューを九段店と四谷店でご提供中です。主演を務めるラジニカーントがベジタリアンということで、全11品の菜食定食をご用意。映画半券サービスも実施中です。

インド料理ムンバイ×ロボット2.0コラボメニュー

さて絶賛公開中の『ロボット2.0』ですが、私たちは公開前に試写会に行かせていただきました!どんな映画か簡単にご紹介しますと…

ある日、突然、インドの街からすべてのスマートフォンが消えた。そして携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという殺人事件が次々に発生。バシー博士(ラジニカーント)は助手のニラー(エイミー・ジャクソン)とスマホの行方を追ううちに、無数のスマホが合体し巨大な怪鳥に変身していることが判明。やがてその巨大怪鳥は人類を襲いだし、軍隊でも抑えきることのできないモンスターと化す。バシー博士は、かつて封印された、あの伝説のロボット「チッティ」を復活させ、人類を守ることを思い立つ。しかしそれはインド中を巻き込んだ、壮大なバトルの幕開けとなった!

https://robot2-0.com/

私は元々映画をあまり観ないタイプで、実はインド映画はこの『ロボット2.0』が初めて。日本でヒットした、ラジニカーント主演『ムトゥ 踊るマハラジャ』ですら観たことがないという…(当時話題になっていたのは存じております)。

なので約150分という長さにも驚きでしたし、スマホに殺されるという発想、ストーリーに圧倒されっぱなしでした。前作『ロボット』もありますので、お時間ある方はそちらを先にご覧いただくとよりわかりやすいと思います!

実はムンバイは、前作 『ロボット』 のときもタイアップメニューをご提供しています。他にも数々の映画とコラボしていますので、そのメニューを一部ご紹介します!

ムンバイ×マダム・イン・ニューヨークコラボメニュー

2014年公開
『マダム・イン・ニューヨーク』

映画に登場するインドスイーツ「ラドゥ」を期間限定でご提供

映画公式サイト

ムンバイ×マダムマロリーと魔法のスパイス

2014年公開
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』

映画に登場するシェフが“亡き母の思い出の味”と語ったインド菓子「ジャレビ」をご提供。ホットミルクに浸せるセットも。

映画公式サイト

ムンバイ×めぐり逢わせのお弁当コラボメニュー

2014年公開
『めぐり逢わせのお弁当』

劇中で最初に出てくる“イラのお弁当”を再現。ダッパー(インドのお弁当箱)でご提供

予告編

ムンバイ×奇蹟がくれた数式コラボメニュー

2016年公開
『奇蹟がくれた数式』
タイアップメニュー

主人公ラマヌジャンが食べたかった故郷“マドラス”の味を再現。レモンライスやサンバルなど5品が味わえる「ラマヌジャンプレート」

映画公式サイト

私は本当に映画をあまり観ない人間なのでどの映画も観たことがないのですが(汗)、ムンバイを通していろんな作品を知り、俄然興味が沸いてきました。このタイアップメニューも食べてみたかった~!

というわけで!インド映画『ロボット2.0』コラボ記念、オフィススタッフでインド映画についての座談会を開催しました!先輩たちにおすすめの作品などを聞いていきたいと思います!

ムンバイ インド映画座談会
Cさん、Mさん、Aさん、Tさんとミイの5人で座談会です!
ミイ
ミイ

今日はインド映画について、いろいろ教えてください!私は『ロボット2.0』が初めて観たインド映画で、先週末にAさんに借りた『pk』も観て、今この2作しか見たことがない状態です。

Mさん

Mさん

まずその感想聞きたいな。

ミイ

いや、面白かったです。ただ日本だと恋愛もの、サスペンス、とか内容がわかりやすいと思うんですけど、『ロボット2.0』で言うとサスペンス(?)なのか、社会問題を訴えたいのか、と思っていたらラブストーリーあり、歌にダンスあり…ととにかく盛りだくさんだなという印象。『pk』は最後すごくいい話で、面白かったです。

インド映画 PK
『pk(ピーケイ)』
Mさん

多分他も同じだと思う。盛りだくさんていうインド映画の特徴を、2作でとらえたのは素晴らしい(笑)

ミイ

 

 

(笑)他に何か、インド映画の特徴ってありますか?表現というか。

Mさん

 

 

恋をする瞬間は風が吹くとか。それが合図なのかなって思うよね(笑)

Tさん

Tさん

それはあるかもね。あとセクシーシーンは水に濡れる、とか。脱げない代わりに服をピタっとさせるというか。

ミイ

 

 

へぇー!

Mさん

 

 

あと有名な俳優さんがずっと活躍してますよね。昔有名だった、じゃなくて、今も第一線で活躍中っていう。

ロボット2.0
『ロボット2.0』
Tさん

ラジニだってそうだしね。

Cさん

Cさん

俳優が歳をとっても、歳を取った役をやらない感じ。

Tさん

 

 

主役を張り続ける。相手の女優は若くなるけどね。ラジニカーントも、娘役だった女優と恋人役やったりとか。娘って、本当に6~7歳だった子が大人になってっていう。

ミイ

 

 

へ~!それはすごいですね。ちなみに、北と南で違いはあるんでしょうか?

Tさん

 

 

う~ん。ダンスとかも違うし。南のほうが、足が忙しいダンスっていうか(笑)

一同 爆笑

インドのダンス
Tさん

女の子も女の子っぽくないっていうか、がっつり踊ってるって感じで。

Aさん

Aさん

セクシーを強調してない感じじゃないですか?みんなで元気に踊る感じ。

Tさん

 

 

うんうん。あとインドは北が政治の中心だから、北の映画は内容がちょっと難しい感じで、南は娯楽っぽい、大衆的な映画が多いかなあ。関東と関西のお笑いの違いみたいな感じというか。すごくざっくりした表現だけど(笑)

ミイ

 

 

ふむふむ。もっと作品を観ていけば傾向がわかってくるかもしれないですね。ボリウッドについても教えていただけますか?

ボリウッド
Tさん

ボリウッドはもともと、ムンバイの地域で作られてた映画だけがボリウッド。言葉だとヒンディー語、北インドの映画のこと。他にトリウッド(テルグ語の映画)とコリウッド(タミル語の映画)もあります。こっちは南インド。

私がインド映画を観始めた頃は、日本語で出てる作品が全然なくて。ブログであらすじを書いてくれてる人たちがいて、そういうのを読んで観たそうな映画を探して観てたかな。感想も書いてあるから「ネタばれ注意」とかも書いてあるんだけど。

ミイ

へぇー!

Tさん

私が観始めたのは10年くらい前だから。英語もわかんないし(笑)観てればなんとなくわかるけど、こういうセリフを言ってたんだっていうのは、その人たちのブログを読んで探りながら観てたかな。好きなダンスシーンを探して観たりもして。

ミイ

Tさんがインド映画を観始めたきっかけは何だったんですか?

Tさん

インドに初めて行ったときに、一緒に行った人に連れて行ってもらって初めてインド映画を観たの。ディワリ前だったのかな?これ(『恋する輪廻』)がもうすぐ上映されるってときだったんだけど、私は観ずに先に帰ってきて。

現地では他の映画を観て、これは予告だけ観たんだよね。すごく観たかったから、一緒に行った人が日本に戻ってくるときにDVD買ってきてもらったの。これのダンスやりたいと思って習い始めたりもしました。

インド映画DVDたち
インド映画のDVDたち。ほとんどがTさん私物です
Mさん

向こうってすぐDVD出るんだ?日本ってDVD出るまでに上映から時間かかるじゃないですか。

Tさん

多分コピー。もちろんインドでも捕まるけどね。でもそれをかいくぐってでもやる価値あるのかな?っていう(笑)

Aさん

全然関係ないお店のドアマンやってるおじさんが、足元で売ったりしてません?コピーのDVD。

Tさん

あはは(笑)ちゃんと買ったつもりでもコピーだったりするしね。

ミイ

へぇー!

Mさん

映画は観たことなくても、ダンスシーンは観たことある作品もありますよね。YouTubeでダンスシーンだけ抜粋されてて、とか。

インド映画
インド映画といえばダンス!?
ミイ

あぁー、ありますね。ちなみにみなさんは、インド映画は字幕で観ますか?それとも吹替ですか?

Cさん

字幕っすね。

ミイ

私『pk』を吹替で観ちゃったなあと思って。何語喋ってたのかな?と思ったりして、ちょっと後悔してます。

Mさん

もう1回観ればいいよ!(笑)ヒンディー語の勉強にもなるし。このフレーズ知ってる、とか。

私はインド研修の帰りのAIR INDIAで3本観たんですけど、もちろん日本語字幕はない、字幕が英語で喋りがヒンディー語っていう。でもだいたいわかっちゃいました。まず感情表現がわかりやすいのと、会話レベルのヒンディー語だったら、普段の延長でわかることもあるし、英語の字幕があれば、こういうことなんだなってわかるんだよね。

ミイ

確かに言葉の勉強にはぴったりですね。次はそうします!

Mさん

私がTさんと1回『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』を観に行った時がマサラ上映で、いつかムンバイでもそれをやりたいなって思ってます。自由に食べたり飲んだり、楽しいシーンは騒いだりとか。

題材によると思うんですけど、ずっと1人で観て無言で向き合うっていうよりも、「この衣装可愛いね」とか、そういう思ったことを周りと共有しながら観てもいいんじゃないかなって。

ミイ

インド映画はそういう観方が面白そうですね。

Mさん

しんみりするような作品は1人で観てもいいと思うけど。

Tさん

インドの映画館自体がそういう感じだよね。騒いだらダメ、じゃないっていうか。

Aさん

そうですね。騒いでなくてもざわざわしてます。

Tさん

そして寒い。

Mさん

クーラーがガンガンきいてる、寒いのが贅沢なんだよね。

ミイ

へぇー!インドでは映画が人気なんでしたっけ?

Tさん

そうね。インドは娯楽が少ないからって10年前は言われてたけど。でもムンバイのインド人スタッフもみんな映画は好きだよね。

ミイ

ふむふむ。Aさんは現地で観たときはどうでしたか?

バージラオマスターニ

Aさん撮影:『BAJIRAO MASTANI』のポスター

Aさん

『バージラオ マスターニ(BAJIRAO MASTANI)』っていうのを見まして。『パドマーワト(Padmaavat)』の前作みたいなやつなんですけど。まず入るときにセキュリティが厳しくて、食べ物とか飲み物とかカメラも持って入ったらダメでした。

じゃあ食べ物が売ってるのかなと思ったらドンタコスみたいな、バリバリ音が出るようなやつが売ってて。始まったら始まったで、みんな電話来たら出るしお菓子食べるし、子ども立つし。うるさくないけど、みんな好きにしてるって感じでしたね。

Tさん

郊外?

Aさん

デリーの割と大きいところです。途中で休憩があるんで、みんなトイレに殺到して。私はその日あまり時間がなくて、そこで出ちゃったんですけど。インド映画って長いから、観るのに体力いるし。

インド・デリーの映画館
Aさん撮影:デリーの映画館
ミイ

確かに家でDVDで観るとかなら、途中で止めてトイレ行ったり何か飲んだりとかできますけどね。

ではインド映画初心者である私に、みなさんのおすすめの作品を教えてください!

Tさん

これですね、『恋する輪廻』。輪廻転生しちゃうとこがインドっぽいんじゃないかなっていうのと、ダンスシーン盛りだくさんだし、可愛いし。衣装も好きだから。お話も面白いんじゃないかなと思います。

Mさん

私は、ここにないですけど『きっとうまくいく』ですね。あれはインド映画とか関係なく、映画の全ジャンルの中でもすごくいい作品。日本でもヒットして、TSUTAYA大賞をとったりしてます。すごく良いです。

Tさん

男女関係なく楽しめる感じだよね。

Mさん

うん。最後、ああ、よかったって思える。

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム
『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』
Aさん

私はそのデリーで観た『バージラオ マスターニ』とか『パドマーワト』を撮ってる監督の映画が、画面がきれいですごく好きなんです。バンサーリー監督っていう人なんですけど、予算をすごい使って衣装とかセットとか全部、画面を常に美しく撮っていて。それをこの前大画面で観たら、やっぱりすごくて。

ダンスシーンとかすごくきれいでしたね。この女優さん(パドマーワトの主演:ディーピカー・パードゥコーン)をよく使うんですよ。ダンスもうまいし、きれいだし。インドのゴージャスなダンスシーン。ただ盛り上げるだけじゃなくて、しっとりしたのもあるし、楽しいのもあるし、バリエーション豊かなダンスシーンがあります。

『パドマーワト』予告編だけでもわかるその映像美…
Cさん

俺は『バーフバリ』ですね。壮大なアクション。意外と頭を使って観るなって感じなんですよ。ここの人間関係はこうなってるんだ、とか。あと頭使った上での攻撃がそれなんだ、みたいな(笑)

ミイ

あはは(笑)

Cさん

突っ込みどころがある面白さです。あとインド映画とは違うけど『スラムドッグ$ミリオネア』とか入りやすいんじゃないですか?

Tさん

インドのことは知れるよね。暗い、重いけどね。

バーフバリ
『バーフバリ2 王の凱旋』
ミイ

他にもそういう、インド映画じゃないけどインドが舞台だったりするおすすめの映画ありますか?

Mさん

『スラムドッグ$ミリオネア』の俳優さん(デーヴ・パテール)が主演の『LION』ていうのもおすすめです。昔お兄ちゃんと出かけたときに迷子になっちゃって、すごく遠くまで行く列車にこの子だけが乗って家族と離れ離れになってしまって。違う国の裕福な家庭に入れたからすごくいい生活をして大学も行けて、そこでGoogleのいろんな情報で自分の家を探すっていう。けっこう感動的でした。

Cさん

その俳優さんは今やってる『ホテル・ムンバイ』って映画にも出てますよ。まだ観てないけど。

ミイ

評判いいみたいですよね。Twitterで「ムンバイ」って検索するとこの映画の感想がたくさんヒットするので、気になってます。

Mさん

最近インド映画を日本でもよくやるようになったよね。昔はすごく小さなところでしかやってなかったけど、『ロボット2.0』もピカデリーだし。

Tさん

買いやすくなったのかな。インド映画は尺が長くてテレビで放送できないから、昔は買う人がつかなかったんだって。

ミイ

なるほどそういう事情(笑)今はたくさんのインド映画がDVD出てますし、まずはみなさんのおすすめと有名どころから、少しずつインド映画を観て勉強します!

マリーゴールドホテルで会いましょう
ムンバイとコラボした『マリーゴールドホテルで会いましょう』もおすすめとのこと

かなりゆるめの座談会ではありましたが、やっぱり先輩たちはインド映画観てるなー!っていうのと、いろいろ観てみたいなー!っていう気持ちがますます大きくなりました。 Tさんから『恋する輪廻』を借りたので早く観たい!

まだ2作品しか観ていない状態ですが、私なりのインド映画の楽しみ方が既に1つありまして、それはインドの風景を見ることと“知っている何か”を見つけること。

私はインドに行ったことがないので、こんな感じなんだー!と思いながら街並みや食べ物、ファッションなんかを観ています。なんかすごくワクワクするんですよね。インド映画に限らずかもしれませんが… 改めて、知らない土地のことを知ることができるのも映画の良さだなと思っています。

あと“知っている何か”っていうのは、例えばミタイが出てきた!とか、ガネーシャだ!とか。字幕で観たら、それこそ聞いたことのあるヒンディー語が出てきてより面白く、身近に感じられるかもしれません。

Mithai
『pk』にもミタイが出てきましたよね

『ロボット2.0』以外にも、インド映画・インドが舞台の映画がたくさん日本公開されている2019年。「秋の夜長にインド映画」するのもいいかもしれません。インド映画を観た帰りは、ぜひムンバイでインド料理やインドスイーツをお楽しみくださいね。テイクアウトしたムンバイの料理を食べながら自宅でDVD、もアリですよ!(笑)

それでは、また来月!
【次回は12月2日(月)更新予定です】

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